キャッチャーに求められるリード能力と盗塁阻止率

キャッチャーミット

プロ野球において、扇の要とも呼ばれるキャッチャーには、打撃力や守備力はもちろん、様々な能力が必要とされます。
その一つがピッチャーをリードする能力です。
キャッチャーは、毎日様々なピッチャーとバッテリーを組みます。キャッチャーは、そのピッチャー一人一人の能力を活かすために、投げられる変化球やコントロール能力などを把握しておく必要があります。
さらに能力面だけでなく性格や苦手としているバッターなども覚えておかなければ、上手なリードは出来ません。敵バッターを知ることも大事ですが、味方ピッチャーのことを知るという事もリードにおいては非常に重要なポイントです。

盗塁阻止率という点も優秀なキャッチャーかどうかを測る指標の一つです。
盗塁の阻止に必要な要素には、まず肩力があります。単純に肩力が強ければ、速く遠くにボールを投げることが出来ます。しかし、盗塁阻止には単純な肩力以外にも必要な要素があります。

リードが大事

その要素の1つが、キャッチャーボックスの中の足の動きです。
肩力にあまり自信が無くても、盗塁に気づいた時に、瞬時に2塁などに送球出来れば肩力の弱さをカバー出来ます。
ショートやセカンド、ピッチャーとの連携の練習をしっかり行うという事も盗塁阻止において大事な要素です。いくら肩力が強くて、キャッチャーボックス内の動きが機敏であっても、ショートなどが捕球出来ないとセーフになってしまいます。
また、ピッチャーにクイックのサインが伝わらず、2塁などに送球する際ピッチャーが避け損ね弾が当たってしまうという事も考えられます。

日々の連携プレーの練習も大事ですが、しっかりとコミュニケーションをとるという事も連携ミスの減少につながります。